管理会社選定=何とか内定まできたが、ああ、人の心の中はわからない…

新管理会社選定の検討会も終え、その後の理事会で1社を選定(内定)しました。

新管理会社候補の説明会(プレゼン)が終わりました。が、大変です…」の続きです。

以下、推薦の多かったところをTG社、少数派で私もそうしたいと思っているところをHC社としておきます。

結論から書きますと、HC社を新管理会社として総会へ提案することになりました。

それにしても人の心の中を読むのは難しいものです。読むと言っても、詮索したり、それをもって人心をどうこうという話ではなく、そもそも検討会に出てこない方が多いのです。

検討会は、決定機関でもないですし、出欠をとっているわけでもないですので、そういうものかなと思うしかないのですが、私なら推薦する会社が選ばれるよう意見は言いたいですね。

で、検討会は、多数派であるTG社推薦の理由一つ一つを、と言っても、ほぼ皆さんの推薦理由は2つに絞られますので、その2つについて、その理由が尤もかを検討していったわけですが、その過程でも首をひねるようなことがありました。

最終的には理事会で決めるわけですから、理事の方が推薦用紙を出されなくても問題はなく、その出されていない一人に「どの管理会社がいいと思われますか?」と尋ねましたら、「皆さんと同じところでいいです」とおっしゃるんです。

は!?

皆さんって誰? と、思わず口に出そうになったのですが、ぐっとこらえていましたら、マンション管理士さんが、「役員は総会へこの管理会社がいいと提案する立場ですので、ちょっと違うかと…」と言ってくださりましたので、結局、その理事さんは、TG社を推薦するとおっしゃいました。

まあ、「皆さんと同じところ」ならそうなるんでしょうけど、そうですかと、ここは冷静を装いつつ(笑)、隣の理事さんはどうですかと振りましたら、その方は推薦用紙には「甲乙つけがたい」に丸をつけて出されていたのに、隣の理事さんにつられたのか、「考えを変えてTG社がいいです」とおっしゃいました!

ガーン!?

ほんと、人の心の中はよく分かりません。

ということで、かなりめげつつも会議(になっているかは?)を続け、推薦理由の一つ一つにこういう考え方もありますが、と他のHC社派の方と一緒に説得(?)を続け、そろそろ潮時かと、再度皆さんの意思を確認しましたところ、理事以外の方でTG社を推薦されていた方が、全員、いろいろ話を聞いた結果、HC社がいいと発言されました。

検討会終了後すぐに理事会という予定でいましたので、この時点では理事の方の意見をうかがわず、そのまま理事会にうつり、

検討会をうけて、理事会として総会に提案する新管理会社を決めたいと思います。すでに検討会で議論はつきていると思われますので、直ちに採決とさせていただきます。
理事長として、来季よりHC社と管理契約を結ぶ議案を総会へ提案したいと考えていますがいかがでしょうか?

と、お一人ずつお尋ねしましたところ、賛成3名、反対1名でHC社に決定しました。

ちなみに「皆さんと同じでいい」とおっしゃった理事さんが反対され、TG社がいいということでした。

この時点で、2対2の同数になってしまう、どうすればいいんだろう?と、上に書いた、もともとは「甲乙つけがたい」とされていた方にお尋ねしたところ、賛成とおっしゃり、この結果になったわけです。

それにしても、「皆さんと同じでいい」とおっしゃった方の「皆さん」とは一体誰なのか不思議でなりません。

で、今回の件で思うことは、「管理会社選定において組合員向けプレゼンに意味はあるのか?」ですね。次回、プレゼンで感じたことと合わせて書こうと思います。

「プレゼン」力 ~未来を変える「伝える」技術~

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