【都知事選総括】緑色の権力闘争におどる東京都民、大丈夫か!?

東京都民でもないのに「総括」というのも何ですが、選挙権ないんだから勘弁しろよ、なんて言いたくなるくらい、テレビやネットで、まるで全国民的関心事であるかのように見せつけられれば、ちょっと一言言いたくもなります。

小池百合子氏の圧勝、って、東京都民よ、大丈夫か!?

東京都知事選 小池百合子氏が初当選 | NHKニュース

小池氏が自民党東京都連に推薦願を出した時、すんなり推薦されていれば、「都議会の闇」だの「冒頭解散」なんてことなんて言うはずもなく、今頃は、都議会のドンとか言われる内田茂氏や石原伸晃氏に挟まれて万歳していたわけです。

権力志向」以外の何ものでもないでしょう。

で、推薦を得られないとわかるやいなや、権力に向かってひとり闘う闘士を装って、ついには、

演説では、「小池さんはジャンヌ・ダルクみたい」といわれたと紹介しつつ、「複雑」と述べた。その理由を「ジャンヌ・ダルクは(自分より)若いし」と笑わせた後で、「彼女は火あぶりになった」と言及。「私も火あぶりになるかもしれないが、火あぶりになる覚悟でいきたい」と、今後に向けた覚悟を示した。(日刊スポーツ

などと、見事な大衆扇動ぶりを見せた(らしい)のです。

こうした権力闘争の過程で、当初劣勢と言われた人物が、演説のうまさによって大衆を煽り、扇動して、権力を奪取するなんて、歴史を見ても一番怖いことです。