散歩=大曽根駅~オズモール~鈴蘭南座~名城公園~円頓寺~名古屋駅

大曽根駅から名古屋駅まで散歩です。以前歩いた「古出来~名古屋駅」より少し北回りのコースで、距離はGoogleMap計測で7.26kmでした。

「オズモール」、正しくは「OZモール」と言うようです。休日でもほとんど人は歩いていません。そもそもモールと言いながらも、多くの店がたたんでしまい、テナント募集の看板が目立つばかりです。

こんな言い方しますと商店街の当事者からは怒られるかもしれませんが、再開発の失敗例ですね。

古くは、大須や円頓寺のようにアーケードでおおわれた商店街だったのですが、車社会への移行によって、ご多分に漏れず存続の危機を迎えて再開発を図ったのですが、先を見誤ったということでしょう。

大須商店街があれだけ賑わい、円頓寺商店街も名古屋駅に近いという地の利で徐々に活気を取り戻しているようですし、時代の流れも昭和の面影を残す古い商店や家屋に人気が集まってきているようです。

OZモール

リンクのウィキにもありますが、当時は画期的な都市開発として注目され、全国から結構視察に来ていたとの新聞記事を読んだ記憶があります。

大曽根駅から西へ向かった「杉栄町」辺りです。この辺りから北側の地域は「城東園」と言って、江戸時代の「遊郭」、多分戦前までは「赤線」として賑わっていた地域だと思います。「城東園」と呼んでいたのは記憶していますが、どの辺りがそうなのかよく知りませんので、興味があれば「城東園」でググってみてください。

いい雰囲気の和風のお菓子屋さんがありました。ググってみたところでは老舗というわけではなさそうです。

「鈴蘭南座」です。現在は大衆演劇常設館として運営されているようですが、70年、80年代は、演劇などの貸館のような状態で、今にも倒れそうな建物だったと記憶しています。私自身が借りたことはありませんが、ある劇団の公演を手伝った時は、そのメンバーたちは2階で寝泊まりし、公演の際には客席内でおでんをふるまったりしていました。

今月は、「劇団京弥」の公演をやっています。

木香薔薇ですね。咲き誇っています。

歩いた道路は片側一車線の一般的な都会の住宅地の道路ですが、それに交差する道は皆狭く、古くからの街だとわかります。

国道41号線、名古屋から小牧、下呂、高山を通って富山へ向かう幹線道路です。

名古屋の市電の正面を模した建物がありました。何なんでしょう?

花水木です。最近は街路樹に多く見かけます。

柳原通商店街です。閑散としていますが、まあこういう商店街は、むしろ休日より平日のほうが賑わっているのではないかとも思います。

写真はありませんが、お昼は「魚八寿司」さんでお寿司をいただきました。老夫婦でやってみえるのですが、ランチでもボリュームがあり、とても美味しいお寿司屋さんです。予約の注文が沢山入っているようでご主人が忙しく握っていらっしゃいました。

名城公園に到着です。

ブルーの花は何でしょう? 写真で見るよりもブルーのインパクトが強く、その中のチューリップの白や黄色と不思議な色彩感を醸し出していました。

藤棚越しの名古屋城です。やや逆光気味で藤の色合いが出ていませんし、満開までもう少しといった感じです。

円頓寺商店街です。ここからは前回と同コースです。

名古屋駅に到着。右が「JPタワー」KITTE名古屋と言うんでしょうか。正面とその奥が多分 JRゲートタワーだと思います。

こうした再開発というのは、勢いがつくと次々と進むものなんですね。名古屋駅前は次々と高層化していきます。

ということで、歩いていますとやや汗ばむくらいでしたが、気持ちの良い散歩日和でした。